Last updated on February 23, 2016

ミミコウモリ - 耳蝙蝠

Parasenecio kamtschaticus (Maxim.) Kadota

ミミコウモリ全体像

平地から亜高山帯まで北海道各地で普通に見られるミミコウモリ

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Mt. Soranumadake in August, 2013

ミミコウモリ芽出し

雪解け後まもなくめんこい葉の芽出しが見られます

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Sapporo City in April, 2015

ミミコウモリ近影

頭花は総状花序に多数つきます

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Sapporo City in August, 2009

ミミコウモリ花拡大

花は筒状花のみで先が5裂するらしい

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Sapporo City in August, 2009

ミミコウモリ近影

葉は腎形で互生し縁は不揃いの欠刻牙歯

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Ebetsu City in September, 2013

ミミコウモリ茎

葉柄の基部は耳状となって茎を抱きます

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Ebetsu City in September, 2013

ミミコウモリ群生

多かれ少なかれまとまって見られる気がしますが地下茎でも増えるのか?

Canon EOS5D + EF50mm F1.4 USM
Mt. Soranumadake in August, 2013

耳蝙蝠 - ミミコウモリ

- キク科 コウモリソウ属 -

北海道では平地から亜高山まで普通に見られ、蝙蝠の羽根のような独特の葉が印象的。
その葉の形状から和名にコウモリと付くようですが、似ているかどうかは各自ご判断を。
同属のモミジガサは葉が掌状に裂けることが特徴で、北海道では主に南に分布します。
よく似たコモチミミコウモリは、葉柄基部に標準装備する“むかご”が大きな特徴です。

【 参考文献 】

Hinoma, A. 2006. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN.
[ http://www.hinoma.com/maps/plants/m9494pa.gif ] (accessed February 22, 2016).

清水建美編著 (2014)『増補改訂新版 高山に咲く花』門田裕一監修, pp.390-391, 山と渓谷社.

梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.93, 北海道大学出版会.

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