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ミズタマソウ - 水玉草

Circaea mollis Siebold et Zucc.

ミズタマソウ全体

北海道では満遍なく分布するミズタマソウ

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Samani Town in Mid September, 2012

ミズタマソウ花序

茎にはあまり目立たない下向きの毛があります

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Niikappu Town in Mid August, 2014

ミズタマソウ花

2枚の花弁は全長の1/4〜1/2ほど切れ込みハート型に見えます

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Samani Town in Mid September, 2012

ミズタマソウ花

蕾の毛はまばら&果実の鉤状毛はミズタマソウ属に共通する特徴

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Niikappu Town in Mid August, 2014

ミズタマソウ全体

葉は対生し広披針形〜狭卵形で基部はくさび形が多い印象

Canon EOS7D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Niikappu Town in Mid August, 2014

水玉草 - ミズタマソウ

- アカバナ科 ミズタマソウ属 -

属和名にもなっているミズタマソウ Circaea mollis。鉤状毛が覆う丸い果実の姿を水玉になぞらえての和名でしょうが、まさしくその鉤状毛はミズタマソウ属に共通する特徴でもあります。北海道では タニタデ C. erubescens に次いで見かける機会が多いのではないかと。タニタデはほぼ無毛ですが、このミズタマソウは同属の ウシタキソウ C. cordata ほど目立ちませんが毛があり、葉はよりスリムで基部はくさび形であることが特徴です。

雑種をよく作るミズタマソウ属ですが、ミズタマソウを片親に持つ雑種は少なく、今まで記載されているものはミズタマタニタデ (タニタデ × ミズタマソウ) と、ヒロハノミズタマソウ (ウシタキソウ × ミズタマソウ) の2つです。ただ、ミズタマソウ属は地味であまり注目されていないこともあり、今後更なる雑種が見つかるかもしれません。もしかしたら自分も新たな雑種の発見者になれるかも!という意識を頭の片隅に持てば、地味で普通種的なミズタマソウ属を観察する眼差しも変わってくるかもしれませんね。

【 参考文献 】

畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 山に咲く花』門田裕一監修, p.303, 山と渓谷社.

Boufford, D. E. 1982. The Systematics and Evolution of Circaea (Onagraceae). Annals of the Missouri Botanical Garden 69(4): 804-994.

Boufford, D. E. 1982. The Genus Circaea (Onagraceae) in Japan. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 33: 28-40. doi.org/10.18942/bunruichiri.KJ00001079135

Boufford, D. E. 1987. Pollination Biology of Circaea (Onagraceae). Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 38: 133-154. doi.org/10.18942/bunruichiri.KJ00002992247

Chen, J. and D. E. Boufford. 2007. Flora of China 13: 405, [ http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=200015082 ] (accessed August 23, 2016).

Hinoma, A. 2005. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN. [ http://www.hinoma.com/maps/plants/m7820.gif ] (accessed August 24, 2016).

高橋勝雄 (2007)『山渓名前図鑑 野草の名前 夏』p.303, 山と渓谷社.

梅沢俊 (2001)『北海道 夏〜秋の花 絵とき検索表III』p.49, エコ・ネットワーク.

梅沢俊 (2012)『新北海道の花』p.135, 北海道大学出版会.

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