Last updated on March 24, 2016

キタミフクジュソウ - 北見福寿草

Adonis amurensis Regel et Radde

キタミフクジュソウ全体

北海道の東半分で多く見られるキタミフクジュソウ

Canon EOS5D + EF24-105mm F4L IS USM
Mt. Horoiwa in Late April, 2012

キタミフクジュソウ葉

展葉前には白っぽく輝くほど葉裏に毛が密生…これがフクジュソウとの大きな違いかな

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di Macro
Toyokoro Town in Mid April, 2012

キタミフクジュソウ葉

フクジュソウの葉裏にはこれほどの毛はありません

Canon EOS5D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Toyokoro Town in Mid April, 2014

キタミフクジュソウ花

花弁は萼片より短い…こともある

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di Macro
Toyokoro Town in Mid April, 2012

キタミフクジュソウ花

とは言え確かに萼片の方が長い傾向はあるので花がめんこく見えますね

Canon EOS5D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Toyokoro Town in Mid April, 2014

キタミフクジュソウ全体

1茎に1花つきますがノーマルのフクジュソウも1茎1花が多い印象

Canon EOS5D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Toyokoro Town in Mid April, 2014

キタミフクジュソウ生育環境

フクジュソウと分布域がほぼ重なっているのでご注意を…これはキタミ

Canon EOS5D + EF100mm F2.8L MACRO IS USM
Toyokoro Town in Mid April, 2014

キタミフクジュソウ生育環境

種小名 amurensis が示す通りロシア沿海州辺りが本場のようです

Canon EOS5D + EF24-105mm F4L IS USM
Mt. Horoiwa in Late April, 2012

北見福寿草 - キタミフクジュソウ

- キンポウゲ科 フクジュソウ属 -

日本国内では北海道の東半分のみに分布し、特にオホーツク海側では多く見かけます。
ほぼ全道で見られるフクジュソウと分布域が重なり、場所により混生していることも。
茎1本につき花は1つ、花弁は萼片と同長か短め、葉裏の毛が多いことが特徴ですが、
フクジュソウも1茎1花が多く、花弁と萼片の長さも似たり寄ったりな個体が多い印象。
一方、葉裏の毛は明らかにキタミの方が多く、これを目安にするのがわかりやすいかと。

【 参考文献 】

Hinoma, A. 2005. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN.
[ http://www.hinoma.com/maps/plants/m6575.gif ] (accessed March 22, 2016).

河野昭一・林一彦 (2004)『植物生活史図鑑II 春の植物No.2』河野昭一監修, pp.1-8, 北海道大学図書刊行会.

梅沢俊 (2007)『改訂版 北海道 春の花 絵とき検索表II』p.23, エコ・ネットワーク.

梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.75, 北海道大学出版会.

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