Last updated on January 25, 2017

ハマベンケイソウ - 浜弁慶草

Mertensia maritima (L.) Gray subsp. asiatica Takeda

ハマベンケイソウ全体

いわゆる海浜植物のハマベンケイソウ

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in Mid July, 2012

ハマベンケイソウ全体

葉や茎は青白味を帯び多肉質でいかにも海浜植物的

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in Mid July, 2012

ハマベンケイソウ生育環境

茎は地面を這うように伸び1mほどにもなります

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in Mid July, 2012

ハマベンケイソウ葉

葉は長楕円形〜広卵形で互生し下部の葉ほど長い柄があります

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in Mid July, 2012

ハマベンケイソウ花序

花は茎頂や枝先から垂れ下がるように数個ついています

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in Mid July, 2012

ハマベンケイソウ花

美しい淡青色の花冠は長さ1cm強で先が浅く5裂

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in Mid July, 2012

ハマベンケイソウ花

蕾は淡紅色…でも開花すると淡青色になるのが不思議

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in Mid July, 2012

ハマベンケイソウ花

清楚な花は浜辺の貴婦人と認定したい

Canon EOS5D + TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
Erimo Town in Mid July, 2012

浜弁慶草 - ハマベンケイソウ

- ムラサキ科 ハマベンケイソウ属 -

 オイスターリーフとして知られる Mertensia maritima の亜種で、日本国内では北海道および本州北部に分布し、道内ではほぼ全域の海岸沿いに自生しています。砂地や礫地を這うように1m近くも茎を伸ばし、大変存在感があります。

 ハマベンケイソウという和名ですが、ベンケイソウ科ではなくムラサキ科ですよ…という台詞は、この植物を語る上での常套句かもしれません。無毛で白っぽく多肉質な茎や葉の姿は、一見すると確かにベンケイソウの仲間にも思えますが、エゾルリソウや帰化種のヒレハリソウ(コンフリー)を思い起こすような淡青色の美しい花を見ると、やはりムラサキ科の一員であることに納得するでしょう。蕾の頃に薄紅色を呈することはムラサキ科の植物に時折見られる特徴で、これもまた美しく必見です。

【 参考文献 】

畔上能力・菱山忠三郎・西田尚道 (2013)『増補改訂新版 野に咲く花』林弥栄・門田裕一監修, p.420, 山と渓谷社.
Hinoma, A. 2002. FLORA OF HOKKAIDO - Distribution Maps of Vascular Plants in HOKKAIDO, JAPAN. [ http://www.hinoma.com/maps/plants/m8606pa.gif ] (accessed January 12, 2017).
伊藤邦男 (1993)「佐渡の貴重な植物群落9 小佐渡西三川海岸のハマベンケイソウ群落」新潟県植物保護 13, pp.9-11, 新潟県植物保護協会.
Ohwi, J. 1965. FLORA OF JAPAN in English: 761.
Scott, G. A. M. 1963. Mertensia maritima (L.) S. F. Gray. Journal of Ecology 51(3): 733-742.
梅沢俊 (2012)『新 北海道の花』p.312, 北海道大学出版会.

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